005 鳩羽 翠(はとば みどり)WFディーラーへの道!

頭は大きすぎても小さすぎても印象が変わってしまいます。

このキャラも「PALETTE」からです。こちらはややおとなしい性格の様なので、その控えめな感じを表現します。(こちらも本編を見ていないのでイメージ優先で進めます。)

ポーズは「恵理」と同じく設定画のキメポーズで。まずは1/6サイズに合わせてバランスを取り、様子をみます。特に身体と頭の比率には気を付けます。頭は大きすぎても小さすぎても印象が変わってしまいます。バランス、ボリュームに問題が無ければディティールの造り込みに進みましょう。

このキャラは動きや見せ場が少ないので、指先などの表情は丁寧に作り込みます。リアルになり過ぎずに原画の雰囲気が出るように。 左右の指先がズレるのがイヤだったので、腕はこの状態で1パーツにしました。

同様に立体感の表現にも気を使います。襟は別パーツ化して首の上からスッポリと被せるようにしました。 このようなパーツ分割をする事によって塗装時のマスキングも楽になります♪。

髪や顔の表情も修正を入れながら作り込んでいきます。頭の微妙な向きや角度も調整していきます。 この僅かな動きが全体の雰囲気を作るので、納得出来るまで何度でも修正します。

最終的に首をやや右に傾けた、こんな感じにしてみました。設定画は自然な雰囲気で描かれているので、わざとらしい動きにならない様に気を付けました。 原型の仕上げが終了したら複製の為の準備に入ります。

いくつかの細かいパーツを除いた原型です。 写真は型取り後のものなので一部破損してます。 この「翠」は並行して製作していた「恵理」とは別の 注型屋さんに量産を発注しました。 この業者、かなり高温のオーブンでシリコン型を固めたらしく原型が酷く傷んでいました。 注型品の質も悪く、結局全て返却して損害を賠償してもらいました。(ひどい目に会いました) お陰でせっかく余裕をみていた時間も無くなり自分で型取り後、数セット注型するのが精一杯でした。

このキャラの性格を表現するのに重要なメガネの原型は真鍮線をハンダ付けして作りました。 それをこの注型屋さんはホワイトメタルで量産してくれました。 唯一この出来だけは良かったので、メガネのパーツは使わせてもらう事にしました。 (どうもこの注型屋さん、もともと金属が本業で業務拡大の為に無理な受注をしたようです)

こんな感じで付きます。 ホワイトメタル製なので多少の形状修正にも対応出来ます。

塗装するとこうなります。 フレームの太さやサイズもなかなかいい感じデス♪。 今回のフィギュアはフツーサイズ(笑)なので持つのも楽チンです。

ついでに後ろも。 肩には襟のパーツが付きますが中のディティールも表現しておきました。 肌色が少しぐらいハミ出しても大丈夫なので塗り分けもカンタン♪。 後ろ髪の先端には大きなリボンのパーツを通してポニーテールが付くようにしてあります。

胸元の小さな穴にはリボンが付きます。 さすがにここのリボンはウレタン注型をあきらめ真鍮の帯金を曲げて作りました。

腕は肘のすぐ上までしかありませんが組むとこうなります。 塗装も楽チンです。 上半身は1パーツなので、シャツと上着の「白」を微妙に変えて立体感を出します。

ハイ、完成です。 設定画の雰囲気を出せたと思うのですが どーでしょう?

横からです。 写真ではベースに固定していますが、もちろん自立します。

さらに後ろから。 原型製作開始からこの見本が完成するまで約120時間。 ・・・けっこう大変でした。

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