防弾ガラス用透明プラバンのカット寸法の指示が無かったり。いきなり後悔(笑)

2010年も終りが見えてきた頃、突然ミリタリー物のジオラマが作りたくなって勢いで買ってしまいました。四谷「仙波堂」と下北「サニー」渋谷「森の里くらぶ」で。一番の目当てはブロンコ製のインジェクション組立てキット、強化ハンビー「1114」だったんですが入荷はまだ先だって。で、仙波堂店長に勧められて韓国「レジェンド」のタミヤ製ハンビー改造ガレージキットを購入。銃座装甲セットと新型インテリア一式セットの2点です。が、銃座ハッチ用ベースのレジンパーツが激しく反ってたり、防弾ガラス用透明プラバンのカット寸法の指示が無かったり。いきなり後悔(笑)してます。

当然、同時に揃えたかった肝心のタミヤハンビーが品切れ中だったので後日アマゾンの通販で購入。約17%引きで送料無料。深夜のネット注文で翌々日の夕方に到着。 なんかスゲー、アマゾン。近年のハンビーはモディファイのペースが速くてどのキットをベースにしても、強化型の車体にするにはかなりの改造が発生します。とりあえず、仕様が比較的新しい「M1046 TOWキャリアー」を購入。それでもキャビンやドア形状、後付け装甲を追加工作する必要がありますが・・・。

その他に必要な物も色々と用意します。場面設定やレイアウト等がまだ具体的に決まってないので、手持ちも含めて一通り準備しておきます。最近発売されたタミヤの「テクスチャーカラー」も♪フィギュアは動きの大きいものを多めに配置するつもりなので、これに合わせるホーネットの「絶叫」ヘッドも用意しました。

さっそく。湯口を取り除いて整形を済ませたレジンパーツをキットのインジェクションパーツに仮組みしてみます。精度は良く、ピタッと合います。が、レジェンドのレジンパーツは湯口の付け方が「?」で、切り取りとゲートの仕上げに結構神経使います。情報端末ディスプレイのモールドをバリだと思って切り取ってしまいました。他にも大きく歪んだパーツがいくつかあるので、ゲートの処理後に熱湯に浸けて矯正しておきます。

で、いよいよエッチングパーツの組み立てへ。屋根の銃座を囲む機銃手防御キット「O-GPK」です。レジンパーツ同様ゲートの位置に「?」の部分がありますが、寸法の精度はかなりイイです♪キッチリ折り曲げて組み合わせれば何も問題無いので今回は全て瞬着で組みました(ラジコンのゴムタイヤ用を使うと失敗した時に外せます)。防弾ガラスの枠はぐるっと一周分が1パーツですが塗装後にガラス(透明プラバン)をハメたいので、一辺を切り離しておきます。前面防盾の窓枠は一部折り曲げずにおいてガラスの挿入後に加工します。

次にレジン製のボルトの頭を各部に接着しますがコレがまた小さくて大変です。 エナメルのクリアーを接着剤代わりにアートナイフの先端を使って所定の位置へ。コレが全て接着(仮止め)出来たら塗装へと進みます。せっかくの繊細なディティールを潰さないように注意しながら、極小パーツの固定も兼ねて薄めたプラサフをブラシで吹いていきます。塗色はもちろん(?)デザートカラーで。今までミリタリー系車輌の塗装にはタミヤのスプレー塗料を使っていましたが、今回はブラシを使います。

なので、随分長い間ほったらかしだった塗料を、この機会に全部攪拌しておきます。アキバのタムタムで買った、クレオスの「真溶媒液」を使ってみます。ワタシはグンゼ(クレオス)のラッカーとタミヤエナメルしか使いません(ゴールドだけはハンブロール)。ビンの底に沈殿した顔料を丁寧にかき混ぜます。意外?にも状態は悪くないのでエナメルは専用シンナーで、ラッカーは溶媒液数滴とシンナーで希釈します。80本以上あるビン全てかき混ぜるのに2時間!

ついでに。ワタシの作業スペースです。 エアブラシ&換気扇装備。この四畳半の狭い部屋は、工作室はもちろん娯楽室、倉庫・塗装ブース・寝室!の機能を全て備えています(笑)。※写真中央の「イリア」はソフビキットでパーツ内部にウレタンを充填して組み立ては終了、あとは塗るだけ、ってトコから10年間(!)止まってます。
どーでもいいけど、はこ、デカいんですけど!。タミヤハンビーの2倍!

本題に戻って。 ブロンコのハンビー、結局買ってしまいました。当初の出荷予定から約1ヶ月遅れて店頭に並びだしたのを見付けて、つい(笑)。別件で出掛けた相模原のタムタムで。20%OFF+税の5,712円。どーでもいいけど、はこ、デカいんですけど!。タミヤハンビーの2倍!

その中身です。ハコがデカいのでかなりスカスカです(笑)。細いセンターピラーを保護するためシャーシは、1/43のカーモデルキットの様な箱に入れられています。この箱を含めて包装は全体に丁寧でイイ感じです♪。「んっ」、この箱のフタ部分にこんな絵が。これ絶対バリエーションじゃん!製品番号も付いちゃってるし。そーいやランナーのパーツ割りもそんな感じだし。せっかくタミヤ+レジェンドで改造始めようとしてたとこなのに!

う~ん。けっこー出費して揃えたのに、どーしよう。もともと動きのあるジオラマを作ろうとしてたので更にハデにして、クラッシュハンビーに仕立てるか・・・?横転させちゃえば面倒な改造も減るし?。 暫し、冷静に考えてみます。・・・中東のどこかを走る米部隊のハンビー1台が地雷かRPGで大破。救出と応戦の為に部隊が展開・・・って感じですか?映画「ブラックホークダウン」のイメージで。

強化型ハンビーはライトのエイミングがズレない様にフロントグリルはフレームに固定され、ボンネットとは独立して飛び出してます。タミヤのはグリル一体ボンネットの旧型なので、ココを切断して分離してしまいます。これでエンジンフード先端が無くなってしまいますが、フードは「吹き飛んだ」って事にして外してしまいます♪その代わりにムキ出しになってしまうエンジンルームをディティールアップします。コレは厚木ポストホビーで売れ残ってたチェコ?の「CMK」製、エンジンルーム用レジンパーツです。ゴム型何回使えるの(笑)ってぐらいのムリ抜きで、もの凄いディティールです。

中身が丸見えになるので、キットでは省略されている冷却ファンを作ります。0.1mmの洋白板からブレードをテキトーに切り出し、曲げてから放射状に接着します。コレを爆破の衝撃で歪んだハウジングに固定します。年式によってファンの回転方向が違うようですがブロンコ同様の10枚羽根の時計回りにしました。

更に歪んだラジエターを載せてみました。これはタミヤのパーツからコア部分を切り取り、アク・ステオンのエッチングを貼り付けてあります。写真奥のエアクリーナーBOXもハデに変形させてます。 また、このレジンパーツも旧型対応なので補機類の形状やレイアウトが若干違います。この修正とエンジンルーム内の仕切り板や配線、パイピングも追加していきましょう。

ついでにダッシュボード周りのパーツも固定してしまいます。が。このインパネ、デフロスターの形が丸いやや古いタイプだという事が判明。・・・ま、いっか。強化型ハンビーはドアが平面の鉄板製ですが、タミヤの旧型はドアの上半分が内側に傾斜してます。このためモノコックに一体成型出来ないセンターピラーは上半分が別パーツです。これを内側に傾斜させて接着するようになってますが少々加工して垂直になるように固定します。

ブロンコが再現しているのは強化版なのでこの「傾斜」が無い分、ルーフ幅は広くなっています。また銃座キューポラ用の丸穴の位置も両者で随分違うのでブロンコに合わせます。そのほかに車体側面の装甲を追加したりドア形状も変える必要があります。なので次はこの辺の改修をしていきます。寸法や形状はブロンコのを参考にして効率良く♪

まず、タミヤの旧型ルーフは使えないので切り離してしまいます。リア周辺は使えそうですが、バックドアとテールゲートに入っている余計なモールド(赤い部分)は削り落としておきます。バックドアを開けてラゲッジスペースを再現するかは迷うところです。

この状態で中断してから2ヶ月が過ぎた頃・・・。あぁ、なんか泥沼。またしてもブロンコのハンビー、買っちゃいました。欲しかったのはゴツいこのタイプだったんですよ。だから、もともとコイツを最初に買っとけば何の苦労もしないで済んだのに!。それと、ハコ。スゲー小っちゃくなってるんですけど!(笑)逆に中身は、「O-GPK」はもちろん、「IED妨害装置」等もパーツ化されてランナー枠が13枚(!)に増加♪強化されたドアはスライド昇降式の防弾ガラスまで再現されてパーツ数がスゴイです。このドアを組み立ててウレタンで複製、タミヤの改修用に使おうとしたんですが・・・。

「ボイジャー」からまさにこのドアだけのガレージキットが発売されているのを発見!レジン製のドア本体パーツとエッチング3枚、ガラス用の透明プラバン付きでブロンコよりもさらにパーツが多い(!)仕様です。でも、さすがお手頃価格のボイジャー。この内容で1,260円。複製の手間と時間を考えれば十分リーズナブルです。で、さっそく組んでみます。ドア1枚のパーツ数が約30!最初の1枚を組むのに2時間も掛かってしまいましたが2枚目からは慣れてきたのでサクサクっと♪。

ドア4枚が準備できたので車体側を作ります。まず幅の狭いルーフ周辺を改修します。ココはアルミ板から切り出して作ろうと思ってましたが何か面倒臭くなって・・・もっとめんどー(笑)な改造を♪ タミヤルーフの幅を約6mm拡げて裏側を補強。ノーマルのターレットリングを接着しておきます。コレに切り離しておいたキャビン後部を接着します。写真奥がブロンコの「1114」です。銃座用の丸穴の位置が「1046」と「1114」では随分違うんですが気のせいって事に(!)して先へ。

次にこの接合部のディティールを追加していきます。実車ではルーフ幅が増えた分を追加装甲で無理やりつないでます。なので0.3mmのアルミ板からパーツを切り出し実車同様の手法で再現します。ブロンコのこの部分にマスキングテープを貼り形状を転写して展開図にします。コレをアルミ板に貼り付けてエッチングバサミで切り出し、左右分の2枚を準備します。バイスに固定した丸棒にコレを押し当てながら形を整え接着します。

この時アルミパーツに多少の歪みが出るのでパテで修正します。さらにルーフ後端、実車では鉄板を重ねた部分をプラバンで再現しておきます。荷室左側の外板に開いた、空調コンデンサー冷却用ルーバーの取り付け穴も開けておきます。が、ルーバー自体はどうやって再現するか考えてません(笑)。

続いて車体側面、ドア枠部分の増加装甲を作ります。ブロンコのパーツから型取りして1.2mm厚のプラバンから切り出します。パネルの継ぎ目をスジ掘りして車体に接着します。極小サイズになるボルトの頭は省略しようと思ってましたがコレが有ると無いでは大違い。で、全てのボルト位置にピンバイスで穴を開け「伸ばしランナー」を差し込んで接着しておきます。このランナーが表面から僅かに残る長さでカットして形を整えます。この方法、手間がかかってめんどくさいけど結局一番簡単で確実です。

ちょっと飽きてきたので、ココまでの分を仮組みしてみます♪近年のハンビーが「たし算」で進化しているのがよくわかります。骨格部分しか残らないインジェクションのキットパーツにエッチングとレジンパーツだらけの絵が「いまどき」?のミリタリープラモっぽくてなんか嬉しいです。昔はキットに小っちゃいエッチングパーツが1枚付いてるだけで大騒ぎだったのに・・・。

室内はざっとこんな感じです。年式、型番違いによる各部の仕様が少々チグハグなのはナイショです♪内装パーツはレジェンド製ですが機銃手用ステップの天板だけはアクステオンのエッチングを使いました。無線機や情報端末は塗装後に取り付けます。そのほかにもまだまだ、追加の工作が必要です・・・。

で、まずは後部装甲隔壁をプラバンで作ります。小物パーツはプラ材から適当に。被弾?した車輌から退避する為に脱出用スライドドアは開いた状態にしました。このドアのハンドルは洋白線から作りました。ちょっと太い?。後席ロールバーは手元にあった1,2mmの真鍮線で作りましたが、これは逆に少々細かったようです。更にキャビンを改修した事でロールバーとルーフ内側が干渉する為、形状もちょっとインチキ♪です。

ここで突然ですが、また。今度は韓国・アカデミーの「1151」です。新宿のヨドバシカメラホビー館で、税込2,856円。パーツ構成や分割位置はアカデミーの伝統?でタミヤを踏襲してますが、それでいてどこか「アオシマっぽい」のが面白いです。タイヤはセンターで左右分割された黒い樹脂製。マンガっぽいフィギュア2体付き。でもまあ、価格は手頃だし角ばったキャビンとローラースライド式防弾ガラスの「1151」はアカデミーだけなので、コレはこれで貴重です。ただ。ハンビーだけで3社、4台。う~ん、作り比べるべきなのか?・・・。

脱線ついでに。ジオラマにするつもりなので、使えそうな現用米兵のフィギュアも色々揃えてみました♪マスターボックス、ドラゴン、トランペッターそしてタミヤとICM。子供のころ、近所で手に入る「兵隊人形プラモ」って、タミヤの1/35かエアフィックスの1/32ぐらいだったのに。(あ、日東もあったか)因みにタミヤの1/35MMに対抗して、バンダイは価格帯を低くした1/48(ヨンパチ)でガンバってましたな。今はプラスチック製はもとよりレジンのガレージキットを合わせると数えきれないぐらいのメーカーがあります。

そのガレージキットメーカーのひとつ韓国「レジェンド」のフィギュアです。このメーカー、出来の割に価格が安いので好きです。確かコレも1,000円しなかったと思います。写真は胴体に頭を乗せただけの2パーツの状態。スゴいディティールです。ただ、コレはM4片手にシェパードと佇んでいるポーズなので、戦闘シーンには使えませんが・・・。

制作に戻ります。指先の脂でエッチング表面がビミョーに腐食してきたので、レジンパーツ共々サーフェイサーを吹きました。今回はタミヤのビン入りをクレオスの溶剤で薄めてブラシで吹いてます。このサーフェイサー、粒子が細かくてブラシで吹くのにバッチリです。で、乾燥後にまた仮組み。それっぽい雰囲気が出てきました♪

エンジンルームのアップを運転席側から。このCMKのレジンパーツ、サフェ吹くと細かいディティールが際立ちます。右端の、ヘコませたエアークリーナーBOX上に浮かせて取り付けた2本の固定バンド以外の追加工は一切していません。表面が少々粗いですがミリタリー物としては許容範囲?でしょう。ザラザラが目立つ所だけ溶きパテを塗って整えます。

ルーフのGPKです。ブロンコのインジェクションもかなり頑張って成型してますが、こういう「板モノ」はやっぱりエッチングにはかないません。特に防弾ガラスの枠は繊細なエッチングならではの表現力で、精密感も十分です。ブロンコやアカデミーを組む時もこのエッチングキットを使うと更に完成度が上がるでしょう。

続いてタイヤを加工します。タミヤのキットには初期のパターンを再現したゴム製タイヤが付いています。資料写真を見るとこのタイプを履いた「1114」もあるようなのでそのまま使います。ただし装甲ハンビーは車重がヘビーで、タイヤはかなり潰れるのでそれを再現します。幸いこのタイヤはゴム厚が薄く成型されていて柔らかいので、内側にエポキシパテを詰めて変形させます。やや強めに変形させたまま放置してパテを硬化させ、接地面に開けた穴から瞬着を流し込めば完成です。本当のゴムタイヤなので超リアルです♪