ドライバーは「日本一早い男」! う~んっ、マニアだねェ。
これがGETした時の状態。既にチェーン4駆が発売されていた時代なので前オーナーは2駆にコダワリがあったのでしょう。しかもABC、京商、ヒロボー、アソシetc・・・と並み居るブランドから無限をチョイス。サーボ、ESCもKOの小型。ドライバーは「日本一速い男」! う~んっ、マニアだねェ。
裏側。シャーシは一度交換しているそうで、傷みは少ないです。ただこのあとバラして発見したのですがモーターポッドの支点になる後端のビス穴に亀裂が入ってました。(残念!) リアサスは独創的なマルチリンク。後のプロテンや4セルレーサーにも通じる先見のアイディアです。
モーターは標準の「HS-358」。当時モーター名にはレース時間に合わせて「何分用」という数字を入れる例が多くありました。4分用は240、6分用は360、8分用なら480、1200mAのバッテリー容量をその時間で使いきる特性ですよって事でしょう。で、これは「358」。6分に2秒足りません!(笑)。これ、シャレだったらスゴイんですが本当の意味はどうなんでしょう?。
フロント周り。サスはスイングアームのダブルウィッシュボーンでセンターのモノショックで制御します。残念ながらショックシャフトは錆びオイルも抜け切っていました。シャーシは樹脂のモノコックで、FRPのアッパーデッキを載せるスタイル。このためシャーシ剛性はとても高いです。
インジェクションパーツも多く、メーカーの「やる気」を感じます。
小物パーツ。ポッドを構成するプレート類は妙に軽いのでマグネシウム製でしょう。前後サスの構成やホイールハブ等のアルミパーツの形状はとても細かくて繊細です。インジェクションパーツも多く、メーカーの「やる気」を感じます。
全てのパーツのクリーニングが終わったら再び組み立てます。リアのボディーマウントはアッパーデッキに瞬着で固定されたプレートに移設されてます。標準のリアボディーマウントはモーターポッド上(!?)ですが、・・・構造上あり得ません。リアサスの動きを妨げないこの位置が正解でしょう。
リアサス部分を下から。ポッド前部に固定されている丸棒の真ん中にあるピンがロール方向の軸になります。また丸棒自体がピッチングの軸になってます。この丸棒がシャーシ両端の壁を貫通して下の写真のリンクに繋がります。
丸棒が通るシャーシ後端部分は縦に長穴になっていてポッドをロールさせます。スタビバーが丸棒先端に取り付けられたリンク上部にOリングで固定されます。動きがやや渋いので、実際どこまで機能してるか分かりませんが。