013 KYOSHO DBX

いまさら4st第2弾はバギー!

kyoshyo DBX「いまさら4st」企画の第2弾、「バギー編」です。4stV-Oneを始めた頃から探していた、もうひとつの4サイクルエンジン「FS40S-C」をオークションでGET!バギーに4st積んだら面白そうだとずっと思っていたので、京商の1/10GPバギー「DBX」をすぐに購入。キットは最近の流行りで完成&メカ積みのビギナー向けRTRセットしか選べません。手軽なのは歓迎ですが入門用プロポセットが付属する分価格が高いのがちょっと・・・。因みにこのプロポ、乾電池4本仕様とはいえ、ちゃんと2.4GHzなのは良いです。
kyoshyo DBXこの車。デカい!です(笑)。1/10EPの「MX-4」と並べると、このサイズ。非力な4stエンジンを積むので、1/8バギーより一回り小さいサイズを期待したんですが、インファーノとほぼ同じ。(なのに1/10?)だったら、価格帯が同じインファーノNEOにしとけば良かったか??でもスペック表見るとコイツ、車重がインファーノより1kgも軽い!んですけど、本当?・・・確かに。構造がシンプルな分、軽いです。車種選択としては正解だったようです♪
003付属のKO製プロポセットは最新のFHSS方式!です。最新過ぎて(笑)手持ちのEX-1URとシンクロしないのでレシーバーを積み替えて対応します。さらに付属サーボのスペックは0.19sec ,4.1kg。これでは少々頼りないので、ステアリングをSANWAの9.5kg、エンコン/ブレーキはKOの8.3kgに交換します。やっぱり、結局R/C装置は全部交換になりました。ステアリング側はホーンをアルミに替えておきます。
004マシン自体はエンジン積み替えたりアルミパーツ付けたりする前に一旦ノーマル状態で走り込んでみます。いろいろとイジる前にこの車の基本的な特性や弱点を知っておきたいので。で、さっそく付属の18エンジンを慣らします。コレ、ヘッドは流行りのロゴプリントでオシャレです♪出荷時のニードルは2回転半戻し。台上で回しながら2回転まで絞って、走らせます。車体が軽いので、想像以上に動きは軽快です♪さらに絞って1回転半ちょいになったところで今日はおわり。
005慣らし走行中、ステアリングの樹脂パーツがヨレる感じがしたのでオプションのアルミクランクに交換しました。あとは足回りのスペアパーツ少々と、スチールスパーギアも買っておきました。Dシリース標準の樹脂製スパーはすぐに舐めるらしいので。ただ、交換は今の樹脂スパーがすり減ってからに♪
006あと、ちょっと河原を走っただけなのにダンパーシャフトに結構な躍動キズが。コストの問題か、クロームの質が良くない?ようです。少しでも長持ちさせたいので、クリーニングしてダストブーツを装着。って言ってもコレ、ただのゴム風船です♪近所のスーパーで子供向けのゴム風船買って来て被せただけ。コツは、先端をカットした風船の表面にシリコンオイルを塗って裏返しながら一気に被せます。最後に両端を極細ナイロンストラップで固定して完成。
00710月の終わり。金曜日に休みがとれたので、慣らしの続きとシェイクダウンを兼ねてやって来ました。御殿場「日光無線サーキット」。旧オフロードコースの少し南にリニューアルオープン。ショップで料金を支払い車で10分ほどの現地に着くと誰も居ない。貸し切り!空は雲ひとつ無い晴天でサイコー♪。で、さっそく準備して走行開始。始めの1タンクはスロットル半分で淡々と走るつもりでしたが、路面がイイのでガマン出来ず(笑)に開け始めます。
008ニードル1回転半ぐらいが良さそうなので、そのままガンガン走らせます。2連ジャンプの踏み切りに失敗して二つ目のスロープに何度も激突したり、斜めに進入した大ジャンプの着地で転がりまくったり。それでもこの車、思っていたより全然頑丈です。Fショックのボールエンドが1回外れただけ。このサーキットではほとんど全開に出来ないので燃費もイイっす♪燃料5タンク分を使いきったところで本日は終了。
0094タンク目あたりから車の挙動が不安定だったのでチェックしてみるとホイールが緩んでグラグラに。何度か増し締めしながら走らせたものの、帰宅後にメンテのために外してみたらハブ3個がチギれてました。設計ミスで円柱部がホイール表面より飛び出すので、ナットがホイールに当たる前にハブ自体を押し潰すのが原因です。この樹脂製変換ハブは悪評通りのクオリティーでした。翌日、別件でたまたま水道橋に出掛けたついでにアキバの洛西モデルでオプションのアルミ製をGET。
010このアルミハブも含めてDBX系パーツが何故か4割引!やすっ、ラッキー。このシリーズも早くも在庫処分の対象なのか?と思いつつ、ガンメタのSPシャーシも購入。が!コイツ、旧型のショートホイールベース用だって事に気が付くのは帰宅後(笑)の事でした。やっちまった。う~ん、処分品は返品嫌がられるだろうなぁ。ま、ホイールベース違いのセッティングパーツとして使えばいいか?。
011さらに受信機電源のNi-MHが死にかけてたので送信機用共々エンルート製のリポバッテリーを購入しました。こちらはフタバ産業の1Fで。送信機には太いワイヤーの動力用3セルを入れて急速充電できるようにしました。電源供給用の細いワイヤーは別に接続してます。容量は2,200mAh。バッテリーサイズが若干大きかったので送信機内側の補強リブを一部削って対応しました。受信機用は800mAhの2セルでサイズはピッタリ♪ただしサーボがハイボルテージ仕様ではないのでタミヤのBECレギュレーターを接続(大丈夫?)しました。
012メンテの為にバラしたついでに本題の4stエンジン搭載の準備を始めます。まずエンジンに合わせて、アルミ材からマウントパーツを切り出します。これに穴開けとネジ切りをしてエンジンに仮止めします。シャーシとの位置決めは、メインギアをスチールスパーに交換した状態で合わせます。ピニオンギアは23Tをチョイスしましたが、何枚が適正か見当も付かないのでまずはこれで試してみます。
013オリジナルのエンジンマウント穴は使えないので、全て開け直します。ピニオンはこれ以上大きくならない?と思うので、各マウント穴はスパー側に向けて長穴にしておきます。シャーシ裏側に段差加工出来なくてビスの頭が飛び出しますが、チタンのバインドビスで削れ対策しときます。またエンジン搭載位置が大きくズレた分、スターター用の穴を外側10mm、内側2mmほど拡げました。これでとりあえず、4stエンジン搭載の準備は完了♪
014後はリンケージと排気系を装着すれば走行できますが、エキパイが入手出来ません。FS40S-C用のO,S,純正パーツは有るんですが、残念ながらコイツはサイレンサー左出し用です。エンジン縦積み・排気右出し用のエキパイをGETできるまで4stエンジンのサーキットデビューはおあずけです。転倒してキズだらけになりそうなロッカーカバーも一緒に、O,S,エンジンにパーツ注文しました。
DBXカスタムついでにサイドガードも装着します。これはインファーノ用の後端を加工して取り付けました。出来の悪いメカボックスがこのサイドガード装着時に干渉するので外してしまいます。替わりに、同じくインファーノ用の受信機ボックスを付けてみました。余談ですが京商のメカボックスは本体とフタの噛み合わせ、フチの段差が上下逆なので、妙に砂が入り込みます。(因みに無限の形状が正解♪)パッと見インファーノみたいになってちょっと嬉しいです。
017この車、販価下げる為にサスボールがプラスチック!(写真上の黒い方)です。別に樹脂でもいいんですが、精度悪すぎて動きが渋いのは頂けません。フロントはステアニュートラル状態でガタ調整をしても舵を当てるとキツくてサスが動かなくなります。オプションで精度の良い金属製パーツが用意されますが2個入りで800円!もします。う~ん、どーしよう?・・・。まあ、悩んだってどーせ最後は交換するんだろうと思い1台分8個をまとめて購入、交換。
018O,S,に注文していたパーツが届きました♪ロッカーカバーは黒塗りのカー用が在庫切れで発送に時間がかかるそうなので、同形の未塗装空用を購入。ついでにV-Oneの26用ロッカーカバーのスペアも。さっそくエキパイ、サイレンサーを装着して様子見ます。このエキパイは元々26エンジン用なので40エンジンの排気方向だと曲げ角度がビミョーに合いません。なので、潰さないように慎重に曲げ直します。これにO,S,純正の4st用サイレンサー「F2000」を組み合わせれば装着完了。
019リンケージはこんな感じでシンプルに。キャブのスロットルレバーとサーボホーンの高低差が少々気になるので、キャブ側をボールリンクにしてロッドを水平にします。エアクリーナーはとりあえず標準の「102S」を使います。キャブアダプターで吸気を90度振り、泥除けの為にボディーに潜り込ませます。が、このままではオフロード走行には少々不安なのでなにか替わりを探しましょう。
020これで4stへのコンバートは無事終了です。ボディーは当面標準品をそのまま使うので、エンジンと干渉する部分を切り取っておきます。あとは丁寧にエンジンの慣らしをして、ギア比を合わせていきましょう。
DBX211月の終わり、またも平日に休みが取れたのでやって来ました、日光無線サーキット。今回も「貸し切り」です♪路面はいつもながらキレイに整備されています。それでは、気合い入れて慣らしを始めましょう!
022が・・・エンジン、掛かりません!?どーも4stの慣らしって上手く行かないんですけど。エンジンの吹き返しが強くて燃料を吸い込まないので、タンクを持ち上げてみたり。一瞬点火してる?ものの回りません。ニードル位置を色々変えてみたりチューブの長さを変えてみたりしますがダメです・・・。(例の、サイレンサーのニップル詰まりも確認しました)あと、どうもピニオンがすぐに緩んでしまうのでロックナット代わりに22tのピニオンを重ねて対策します。
023格闘すること2時間。疲れた・・・。せっかくの貸し切り状態なのに1周も出来ないなんて事になるのか?なので、4stはここであっさり諦めて(笑)2stに積み替えます。エンジンを載せ替えリンケージを元に戻します。エンコンサーボのストロークを調整して約15分で準備完了、はやっ。
024で、あっと言う間に3タンク♪相変わらず、少々転がっても全く壊れないのでこれはこれで楽しいス(今日はちょっと複雑な気分ですが・・・)。交換したサスボールの恩恵か、動きがスムーズに感じるのは気のせい?サイドガードの威力も絶大です。この後、再度4stに積み替えて試してみましたが、やっぱりダメでした。そろそろ暗くなってきたので本日は終了。
DBX2う~ん、何とかしないと。ま、とりあえずクリーニングを。サイドガードのお陰でずいぶん楽です♪ただ。フロントタイヤがはね上げた土がリアのサスアームとショックに結構こびり付くので、カイダック材からマッドガードを作ってみました。さて。シャーシ自体は絶好調なので後はFS40の機嫌次第なんですが・・・。
026このままでは何も変わらないので、吸気系のレイアウトを変更してみます。直角キャブアダプターをやめてO,S,標準のストレートマニホールドに交換します。リンケージの取り回しも変更しますが、スロットルレバーの向きが変わったので面倒な事に。途中にカーボン板から切り出したクランクを追加。こんな感じで、リンクの動きを前後方向から垂直方向に変換します。この仕様で次のエンジン始動の機会を待ちます。