017 YOKOMO SUPER DOG FIGHTER スーパードッグファイターへの道!

スーパードッグファイター

店長曰く「この車は世界最速だよ!♪」

スーパードッグファイター 80年代後半、ブームに乗ってワタシの周りでも電動バギー熱はエスカレートの兆しを見せていました。ワタシの当時の愛車は、アキバのジョイプラザ(懐しい!)で買った、あのRCL「インシデント」でした。店長曰く「この車は世界最速だよ!♪」。となりのバイト君が小声で「また言ってるよ」だって。6:4のトルク配分式センターデフ付きのトリプルボールデフ。完全密閉の駆動系。エキセントリック式のキャンバー調整etc・・・。マニア心を掴みまくりです。が、・・・キングピン抜けすぎ、ギアBOXすぐ割れる、パーツ入手困難、メンテナンス性最悪・・・。
スーパードッグファイター そこで購入したのがヨコモスーパードッグファイター。インシデントの経験をふまえ、シンプル・軽量&完成度の高さが決め手になりました。 ラジコンマガジンの広告で世界戦の大活躍を見せられてから発売までどれだけ待ったでしょう? 発売前に「神戸レーシング」に通販予約してソッコーGET。 シンプルかつ合理的な設計。外車っぽいインスト。 振り分けバッテリー。う~ん「次の時代」を感じます♪ この車以降の長い間、ヨコモ+KOプロポがワタシのスタンダードになりました。
この車の購入に合わせて、アンプを当時世界最強スペックのKO「CX-III」に。受信機を同じくKOのトップモデル「KR-285A」に。ワタシのR/C趣味が一気に本格(泥沼)化した時期でした。バッテリーやモーターも高性能・高価格化が進み、HPIの「UNO」87年ワールドチャンピオンモーターは13.800円もしました。私はコレの4重巻きオンロード用を購入、ステッカーが傷付かないように大事に使いました。(もちろん今でもコミュ研して大事に持っています) 写真は「ワークス’91」発売後もずっと使い続けた「870C豪華版」(笑)です。
バギーブームがエスカレートし過ぎて衰退し、流行りはツーリングカーへ。YR-4M2を購入するまでこの車は本当に活躍してくれました。コレはアンディーズの240mm幅アウディーを載せ京商ポテンザを履かせてコンクリ路面やPタイルでドリフト(ジムカーナ)しまくってた時の写真です。当時冷ややかな視線の中でドリフト遊びをしてたので今の大ブームには正直ビックリです。(ゼッケンは「ヨンク」だったりします♪)89年にはこの仕様でカリフォルニアの大地を走り、4WDに馴染みのないアメリカ人が「スライド、スライド」って興奮してずっと見てたのを思いだします。
当時からストックしているスペアパーツもまだ随分残ってます。レストア&カスタムしてサーキットに復帰させましょう♪。 そこで、発売当時の「シンプル・合理的」なコンセプトを更に発展させた、アッパーデッキの無いカーボンバスタブ化に挑戦します!。まず樹脂ブロックでシャーシの型を作り、石膏で反転して積層用の雌型にします(かなりテキトーに作ったうえに写真がありません)。 この石膏型に簡単な離型処理をして、カーボンクロスをじかに張り込んでいきます。
型ごとオーブンに入れて待つこと半日。 脱型したバスタブをカットしてパーツを仮組みしたところです。 カーボンの表面が白いのは成型に使った樹脂と型にした石膏の水分が高温で変に反応してしまった為?です。 簡単で安いから、と石膏を使ったのが失敗でした。 カーボン繊維をキレイに見せたかったので、かなり残念!(泣)。 でも、変色したのは裏側だから黒く塗っちまお。
塗っちまいました♪。 板厚は2.2mmの予定でしたが硬化後に計ったら1.8~1.9mmでした。 更に今回は積層時の真空引きは無し、温度は100℃と低めで固めたので剛性はそれなりです。
形状は、成型しやすいようにカドを無くして左右対称に。 オリジナルのボディーも搭載できます。 バッテリースロットを切り抜こうと思ってましたが、強度的に微妙なのでやってません。 この状態で重量は103g。 標準のFRP製が145gなのでまあまあでしょう。
ただし、シャーシのロール剛性が足りないので前後バルクの下にこの補強板を入れてごまかしてます。 バルク間にアッパーデッキ渡すのが確実で簡単なんですが、ワークス91みたいになってしまうので。実はここまでの作業は数年前に終わってました。久々に再開してみたらなんかカッコ悪いんで、バルクヘッドの補強はもう少しデザイン考えます。

いまさら組むのがもったいなくなって死蔵

・・・最初にSONY製品を買うと、メモリースティック使い回したいからSONYばっかりになっちゃう、みたいな流れでワタシのヨコモ(アソシ)漬けが始まったのがこのキットからです。 スーパードッグ系~YR系まで、実に多くの共通部品がありました。 (ヨコモ⇔アソシもインチサイズの汎用パーツ等の共用が多い) コレはスペア&部品取り用に購入したものの、いまさら組むのがもったいなくなって死蔵(笑)されてるドッグ系とMX-4です。
ヨコモキットが増えていく中、スペア用にと見つける度に買っていたらいつの間にかこんなに・・・。 「チームスズキ」のドッグ系用のパーツです。 このブランドはそのむかし、バギーチャンプやRC10用の「MIPワイヤードライブ4WDキット」を輸入販売してた頃からのファンです。 (当時マニアックな輸入品はコンバージョンキットだけで59,800円!とか、凄い事になってました) 今ではヨコモ純正オプションにもなってるので皆さんご存知でしょう。
こっちはドッグ、YR-4系用のダイレクトメインギアアダプターとワンウェイフロントドライブプーリー 。 多分製品としては出荷されなかった「ヨコモ純正品」をネットオークションで大量GET。 一生分(笑)。 どちらも3mmピッチプーリーなのでいろいろと流用が効きます。 車種を問わずカスタムの夢が広がります♪。
同じく、「YR-4M」用のセンターシャフト。 140本!!。 一生×10回分!? この数になると重さもハンパじゃないです。 一部サビが出始めているのでクレ556を一吹きしてからビニール袋でグルグル巻きに。 これで、生涯ドッグ&YR-4を使えます♪。
タイヤ・ホイールも再度の草レースを夢見てコツコツ集めてました。 20年前のドッグファイトをもう一度♪♪。 スーパードッグの足回りはマグネシウムのピボットが少々不安ながら、割と丈夫だったのでハブを交換して現行タイヤ履かせてもいいでしょう。 ところで何軒かの模型店のネット通販リストに、いまだにSドッグ系の「ZC」コードのパーツがあります。 このあいだ(09春)ダメもとで注文したらサスアームやシャーシ、タイヤ・ホイールを大量GET出来ました♪。
続いてボディーを準備します。 ワタシはオリジナルの「ちょんマゲ」が好きなんです が、キット以外の手持ちが無いので中古の「プロテック4」を塗り直して使います。 まずは古い塗膜の剥離から始めます。 最近出回ってるマルクの剥離剤「とれるやん!!」 (笑)を使ってみます。 能書きが本当なら凄いんですが・・・。
・・・う~ん。 ほとんどヘラでゴリゴリ削り落としてるんですけど。 ここまで落とすのに1時間以上。 最後に残ったトコをゴシゴシ拭き取るのは何とか出来ますが・・・どーもイマイチ?。 アクリルシンナーで気長にやるのと大差なし?。
ウィングでも試してみます。 小さく切ったティッシュに「とれるやん!!」を染み込ませて塗装面に貼り付けます。 で、ウィングごとチャックポリ袋に入れて放っておきます。 忘れたころ(コレがポイント、笑)に取り出してヘラでこすってみると。 あらら、「とれるやん!!」 ただし塗膜の後に残った半透明のザラザラはかなりゴシゴシやらないと取れません。
で、とりあえず剥離完了。後ろのは「YR-10GP」に載せるので2スピード部分を大きくカットしてます。 どちらも古い塗膜を完全には除去出来ていないのでカラーリングは元の塗色に近い色味がいいでしょう。・・・数ヵ月後、猛暑のある日。サバゲーの誘いをスッぽかしてネットサーフィンを。 普段あんまり見ない日本橋模型のH/Pで「掘り出し物激安特価」コーナーを見ていてビックリ! 希少品のスーパードッグ系のボディー、アンダーカバーが定価の半額処分に。
「ホントかな?」半信半疑でショップに電話。在庫を確認してもらったら、かなりの数があるようです。で、調子に乗って注文したらこんな事に。スーパードッグ870C、ワークス91&93、プロテック4ボディーを合計26枚!。アンダーカバーも26枚、全部で52枚!!。全て新品のデッドストック。まさに「掘り出し物」です!。オークションでも高値になってて手が出せない人気シリーズです。 それがこんなにあっけなく大量GET出来るとは。業界大手、あの日本橋模型のH/Pにしばらく載ってたのに売れ残ってたなんて超ラッキー♪。(こんな品を見切り処分しちゃうショップもスゴい!)
これでスーパードッグ系はボディーにも一生困らずに遊べます♪。 とは言え、まずはせっかく準備した中古ボディーを再塗装しましょう。 80年代風の直線的な塗り分けにするか、いま風のフレアーパターンにするか?迷います。 ただ、スペアーが確保出来たのでかなり気楽に塗装できます♪。