019 TAMIYA SAND SCORCHER

30年間の技術の進歩を実感します。

5年ほど前、職場の先輩に譲ってもらった当時モノのワーゲンオフローダーです。当時グループCカーで人気があった「タカキュー」カラーでキレイに塗装してあります。大きな破損や欠品もなかったため、シャーシを掃除して大事に保管してました。復刻版が発売されスペアのゴムパーツ等が入手可能になったので、この機会に簡単なレストアをしておきましょう。まずはバギーチャンプ用に購入してあったボールデフの組み込みから始めます。
リニューアルキットの発売に合わせたとは言え、30年ぶり!のカスタムパーツ装着です♪ メーカー純正品だけあって精度はバッチリです。が。当時の量産末期で歪んだギアボックスの精度が悪くビスをすべてキツく締めると回転が重くなります。なのでビスの締め込みはユルめに。ギア交換が済んだらギアボックスを組み直して、足回りを取り付けるんですが・・・。
こんなモノを衝動買いしてしまいました。(たぶん)台湾の「RC channel」製、リアサス用ダブルウィッシュボーン(!)変身キット。ネットでチャンプ/ワーオフ関連のパーツを探してたら偶然見付けました。メーカーH/Pのカタログ価格は100ドル。それをオークションで9,900円で購入。包装や取り説もちゃんとしてます。ボールデフ化でバラしたついでに早速組んでみます。
組むとこうなります。ロールバーやショックはノーマルを流用しますがサスアームやドライブシャフトはカスタム品が付属し、全て ボルトオンで組み立てられます(ショックは再販の新型に交換しました) 。コレ、30年前に「ダートバーナーズ」あたりから発売されてたらどんなプライスが付いたんでしょう? キット自体は加工精度も良く、特に問題なく組み立てられます。ただし2個必要な3mmEリングの替わりに、使わない4mmEリングが入ってたのはご愛嬌。
このキット、主要パーツがアルミ削り出しではなく鋳物ってところがシビれます。しかもハイラックス、カンナムローラのメタルパーツや初代アバンテのハブキャリアを彷彿とさせるデザイン・構造や色までもがグッドです。意識的に80年代のタミヤ風にされていて全体の統一感が良く不自然さがありません♪ コレ作った人、そーとーなタミヤファンなんでしょう。実際の走行性能や強度はともかくちょっと嬉しくなるキットで、ワタシ的には満足度高いです。
日に焼けて茶色く変色したクリヤーパーツとヒビ割れしたゴムパーツもリニューアル品に交換しました。せっかくなので当時のRC装置と標準の機械式スピコンを積んでみました。さらに、いくつか残っている「ラクダ」バッテリーのひとつも載せて写真をパチリ♪ ここまでくるとモーターも取り付けて走らせたくなりますが使えるバッテリーがありません。再販チャンプ専用のLi-feを買うほどではないので、何か別の方法を考えましょう。
そこで、このラクダパックの中身を最新のリポにそっくり入れ替えてしまいます。(ただリポを積むだけじゃつまんないもんね♪) 純正のハードケースは強力な溶剤系接着剤でガッチリ固定されているので、Pカッターで丁寧に分割します。(内蔵のニッカドセルは絶縁処理をして「JBRC」の回収BOXへ)入れ替えるリポは寸法、容量が丁度いいエンルートの2セル・2200mAを用意します。R/C用リポ販売の老舗、エンルートのバッテリーは価格が手頃で重宝します。このスペックで2,100円。
まずケースの内側にあるセルの位置決め用リブを全て取り除きます。次に下側ケースの側面にABS板でフランジを立てて上下ケースがピッタリはまる様にします。コレにリポバッテリーを収めてフタをするとこうなります。バランス充電用のコネクターを収納するスペースもあるので見た目をスッキリできます。このバッテリー、当時のケース容積より更に一回り小さい寸法なのに2,200mA。30年間の技術の進歩を実感します。このインチキラクダ、旧車あそびで気分を盛り上げてくれる事間違いなし!♪
さらに、ブレードレーシングから発売されたタミヤ旧車 用アルミホイールを購入。 3ピース構造の表裏2パーツをアルミに交換します。 ホイール本体はキットのプラパーツを流用するっていう ちょっと中途ハンパな仕様です。 表面のクロームメッキには所どころに浮きがあり、仕上 げもイマイチです。 とは言えノーマルプラパーツよりは断然見栄えが良く 全体がクールなイメージになります♪
ところでこのボディー。当時モノなので細かな割れやキズ、塗装ハガレがあります。せっかくなのでこの機会に直します。そう言えばこの車、GETした時から何故かドライバー人形がありませんでした。パーツは用意してあるので塗装して取り付けましょう。ただ、コレ。再販の随分前に「モンビ」か「ブリビ」用を購入したので成型色が真っ黒!です。もぉ~っ、下地がめんどくさいって。
ここでブレードからアルミホイールの第2弾が発売されたのでさっそくGETしてみました。初期型の購入者が感じた不満ランキング(笑)1位の「オールアルミ化」と、同2位「表面仕上げ品質」が改善されて?、3ピース構造で表面処理はキレイなアルマイトになりました♪前回との価格差も大きくないので、こちらのタイプが絶対おススメ。渋いシルバーとハデなゴールドが選べますが、かつての京商やAYK用の「コンドルホイール」(古っ!)のイメージでゴールドアルマイトを購入♪・・・う~ん、シルバーの方が似合ってたか?

本当にサーキットを走れるのか?

ここで、バギーチャンプのコーナーから引っ越してきたワーオフカスタム(ややこしい)の登場♪随分と間が開いてしまいましたが、いよいよコイツをサーキットに持ち込みます。場所はいつもの日光無線オフロードコース。本当にサーキットを走れるのか?各部のチェックを済ませて、まずは恐る恐るスタート。