021 TAMIYA F103

ラジ天の処分コーナーで新品カーボンシャーシを500円

コレは新旧パーツを寄せ集めて作ったF103です。ラジ天の処分コーナーで新品カーボンシャーシを500円で買ったのがキッカケになって組み上げた マシンです。・・・が。プロ10持ってるとコイツの出番はなくて、使う事はありませんでした。エンジンカーを始めた事でハンパに磨耗したスポンジタイヤが増えています。そこでこの車を「GT」仕様に組み換えて中古タイヤの再利用に使えないものか、と考えました。
で、早速いつものようにパーツ集めを。アキバのラジコン屋をひと通りまわって集めた10点。テック製が半額処分になってたのがラッキー♪。F103「GT」用と表示してあるパーツを片っ端から買いましたがサスアームとかモーターポッドとか、F-1用と同じじゃね?。まあ、わざわざ金型起こす程の車じゃないしね。まだ足りないパーツがありそうなので早速組み換えを始めましょう。
ざっと組んでみたら、専用のキングピンやアルミビス等の小物が少々足りません。で。タミヤのアフターサービスへ注文しようと思っていたところ、アキバの「フタバ産業」にタミヤ純正小物が豊富に在庫しているのを発見。品切れ中の2mmCクリップ以外は全部揃いました♪。これでめでたく「F103GT(風)」の完成です。とりあえず転がっていたゴムタイヤを付けてみます。後はDDカーらしいボディーを用意すれば準備完了です。結果的に特価で新品キットを買うぐらいのコストが掛かりましたが・・・。
同じくフタバ産業で安売りしてたリポバッテリーを積もうとしたところ、Tバーのピボットボールシートの出っ張りに当たって収まりません。そこで前後ともこの部分のバッテリー側を0.5mm程削ります。ついでにピボットボールの下に1.5mmのスペーサーを入れてTバー下面とシャーシをツライチにします。これでバッテリーとTバーのクリアランスが増えてリアサスとの干渉の心配もありません。それと、バッテリーを変えたことで標準のバッテリーホルダーが使えません。グラステープか、何か別の方法を考えましょう。
続いてR/C装置一式を積んでみます。ESCとモーターは、定住の地が見つからない(笑)、例のブラシレスを使ってみましょう。あとはあまり物をテキトーに。ステアリングサーボは「耳」をカットしたくないので斜めに搭載。で、こんな感じになりました。バンパーやボディーマウントが付いてませんが、この状態で879g! 軽っ!! DDなのに、リアにトラクション掛かるのか?
どーもタミヤのモジュールギアって好きじゃないのでフツーに64ピッチのピニオン・スパーに交換。(タミヤ純正のスパーギアアダプターを使用) プロテン用のストックの中からスパー100T、ピニオン24Tをチョイス。頑丈さには定評がありますが、オールプラスチック&「もくねじ」のモーターポッドやデフハウジングがいかにもタミヤらしいです。様子を見ながら、必要があれば交換していきましょう。
ボディーはいろいろ迷った末、ツーリング用に塗っておいたプロトフォームのストラトスを使う事にしました。で、さっそく搭載の準備をします。まずフロントバンパーを用意しますが、シャーシ形状が違うので標準のTA05用バンパーは付きません。そこでセントラルの「LM」用バンパーを装着します。ボディーにはバラクーダのマウントに合わせた穴があるので、そのまま使える位置にポストが立つようにFRP板でアダプターを作ります。コレに売り場で一番安かった(笑)TB02用のウレタンバンパーを取り付け、カーボン板から自作したパーツで押さえます。
リアのマウント穴はこの車のポスト位置に合わせてルーフ後端部に開け直します。空力トレンド的には少々古いボディーですが、めでたく搭載完了♪ 103GTはトレッドがやや狭く、タイヤが妙に奥まっててちとカッコ悪いですがパッと見、バリバリの4駆ツーリング風♪に仕上がりました。ビンテージ物以外でこんなにちゃんとタミヤのラジコン使うの初めてなんですけど!(笑) 後は実際に走らせながら各部をセッティングしていきましょう。
さっそくパーキングロットでシェイクダウン。マウント位置の関係でボディーが妙にバタついてウルさいですが挙動そのものは悪くないです。ただタイヤサイズやホイールベースのせいかプロテンに比べて回頭性が少々鈍いです。この辺はセッティングである程度解消できるでしょう。でもまぁ、こんな荒れた路面でもそこそこ走ってしまうのであまり気を使わずに楽しめそうです♪ とりあえず1パック分走ってみます・・・が。バッテリーなくならねェ~。コイツ、どんだけ燃費イイんだ??
で、今日出た課題を対策。まずガラガラバタバタうるさいボディーから。前後ともマウントポストにゴムブッシュを装着します。次にボディーサイドとルーフをポリカ板から切り出した自作ステフナーで繫ぎます。これでバタつきと音を減らせるでしょう。アンダーステア対策はキングピンスプリングを線径の太いクロス製「ハード」に交換します。コレ、F-1用なのでストロークが若干短い(車高が下がる?)ですがそれも含めてテストしてみましょう。
再びパーキングロットへ。ステフナーの効果でボディー剛性は格段に上がり、音も静かになりました。硬いバネのおかげでステアリングの初期反応は良くなりましたが、逆にリアが少々流れ気味に。そこでダンパースプリングとフリクションパッドの「効き」をいろいろと試してみます。まずまずのペースで周回出来るようになりましたが直線でスロットルを大きく開けるとスピンします。車重とパワー、トラクションのバランス取りがもう少し必要のようです。