002 金属モデルガン ランダルカスタム

スティーブ・マクィーン演じるジョシュ・ランダルの相棒

中学1年のある日、新宿のMGCまで往復60kmをママチャリ(!)で買いに行ったモデルガンです。予算がギリギリだった為「組み立てキット」を購入。昼メシは抜き(笑)。夕暮れの中、帰り着く頃にはチャリの前後タイヤはパンクでヘロヘロ。前カゴに入れたダンボールのパッケージは振動と中身の重さでボロボロ。・・・懐かしい思い出です♪。
知る人ぞ知る「拳銃無宿」の主人公、スティーブ・マクィーン演じるジョシュ・ランダルの相棒です。ワタシはこのドラマを再放送で観て、ガンアクションよりもハデな硝煙の迫力に引かれて購入を決意しました。(スゲェ~煙だったんですョ) 実物と違い構造はいたってシンプル。レバー先端がテコの原理でボルトを後退させます。同時にもうひとつのアームが連動してカートリッジキャリアを動かしマガジンチューブから上へ弾を運びます。
後退したボルトはハンマーを押しさげコックさせます。レバーを戻せばボルトによって弾がチャンバーに押し込まれ射撃準備完了。このモデルは全金属製でバレルもリブ入りながら貫通しているので紙火薬を多めに入れればドラマに迫る硝煙が楽しめました。で、調子に乗ってバンバン撃ってたらハンマーの上半分が金属疲労で折れて飛んでいってしまいました。このハンマーは2個目です。
ランダル専用に切り詰められたストックを外すとメインスプリングが現れます。スプリングのすぐ後ろに真鍮製のパーツがはめ込まれていますが、いまだにコレの意味が分かりません。オリジナルの73ではレバー受けになってる?
フォアグリップを外すとマガジンチューブと銃身が現れます。が、見た目六角形断面のオクタゴンバレルですがグリップに隠れる下半分は丸断面(!)です。
オクタゴンバレルは幅が広く、73用のグリップを加工して流用するとグリップ先端の肉厚が薄くなりすぎます。そこでバレルの方に細工する事でグリップを流用したんじゃないでしょうか? 本当の理由はナゾです。また、当時MGC純正オプションでランダル用ホルスターがあったんですが、子供ながらにカッコ悪いと思ってました。
これは連射の時にいちいちトリガーを引かなくても勝手にハンマーストッパーをリリースしてくれる、魔法の爪(笑)です。「ラピッドなんとか」言う名前が付いてましたが、忘れました。現実的には装弾数がたかだか6発?の銃を腰だめで連射するなんてムダな事はしないでしょう(絶対に当たんないって!)。
キャリアーブロックの底にはMADE IN JAPANの文字が誇らしげに。家のどこかにこのモデル用のカートリッジがあるのは確かなんですが、見つかりません。このカートがデカくて重いのですがエキストラクターの構造上、素早く排莢すると真後ろへ飛ぶので顔面ヒットの危険がありました。