001 TAMIYA ROUGH RIDER バギーチャンプへの道 02

搭載ボディーはワーオフレプリカでいく事にしました!

てなわけでココはまだいじり続けそうです。またオリジナルのようにアルミパイプで左右のマウントを繋いだ方が強度的にも良いのですがちょっと訳ありで左右独立させました。何故かというと・・・。
じゃーんッ!! 実は搭載ボディーはワーオフレプリカでいく事にしました!(ポリカなので軽く出来る) ホイールベースを延長した事でフロントの連結パイプがバグの顔を隠してしまいます。そりゃカッコわりィっ、てんで左右独立っ。このボディーについてはまた後で・・・。
ここまででこんな感じです。(フゥ~ッ) 連結パイプが長くなりすぎるとカッコ悪いと思いフロント全幅は220mmを予定していましたが、左右独立なら関係ないか? ってことでサブシャーシを載せてフロント全幅も250mmになるようにしました。ついでにホイールベースも更に延長。(なんていい加減な) これで完全に現行のディメンションになりました。で。ちっと休憩。

チャンプ再販の噂が遂に現実に!!

って訳で当然買いました。心境はちと複雑ですが。で。早速、新旧パッケージ比較。箱のサイズも完全復刻?。・・・正面サイズは同じ、復刻版の箱が10mmほど厚いです。(初回限定のTシャツの分?) 更に製品名が変わってます!(笑) 映画「ランボー」シリーズみたいな事に。(この意味わかる人、映画マニア♪)
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横の絵も一見同じようで、全くの描き起こし。上が旧、下が復刻版。復刻版は透明メカBOX先端のレシーバースペースが寂しい事になってます。30年前、高性能ニッカド1200mAラクダサイズに合わせたバッテリースペースが最新の1100mAリチウムフェライトが小さ過ぎてウレタンのスペーサーを入れてます。まあ、本当に走らせるならニッカドバラセルをラクダに組んだ方が「らしい」けどネ。
フロントタイヤも新規のようです。パターンが深くなって、サイドウォールの文字が「サンドブラスター」から「TAMIYA」になってます。リアタイヤは見た感じ昔のままです。これでチャンプ系のバギータイヤは一通り出揃った事になります。レストア派には嬉しいんですが。
フロントのトレーリングアームです。ボールシートの受け部分の外周にテーパーが付き、全体にゴツくなってます。さらに根元には上下左右の識別用の刻印が。当時コレがあっさりと折れてスペアを手に入れるのに苦労したのを思い出します。その他、ダイキャスト関係は全て新規のようです。世界のタミヤだからこそ出来る素晴らしい事ですが本当にやっちゃうって、・・・オリジナルを大事にしてきたオヤジファン的にはぶっちゃけ、引きます。
ギアBOXも新規のようです。オリジナルの雰囲気を良く再現しています。79年当時のキット定価は18,000円。30年の時を越えて復刻版はこれだけの新規型を起こしているのに価格は34,000円。でもファンとしては復刻ではなく今の技術とアイディアでチャンプやハイラックスの時の様な興奮を味わえる新製品を見たいス。最近のタミヤは他社が作った流れの後追いが多いからねぇ。(ドリフト、クローリング、トラギーetc・・・)
でこれは旧い模型屋で見つける度にコツコツ買い集めたパーツです。自慢は全て定価以下でGETした事♪。多くのパーツがリニューアルされた事で、結果的にオリジナルとしての存在価値が残りました。余談ですがこれらを購入した店のほとんどが、既に店を閉めてしまいました。(15年ぶりに訪問した翌週に閉店した店も!)タミヤのこのオレンジタグも入手が難しくなってきました。

スペーサーを挟んでやる気出してもらったところです。

それでは、気を取り直して(笑)カスタムを続けましょう。ってか、チャンプ用のボールデフとか出ちゃうのか? 。それはそれで嬉しいけど・・・。なんか。若干テンション下がったので気分を変えてボディー(当時モノ)のレストアします。古い塗膜を落としパテで面出し、サフェの後塗り直します。これはクリヤー乾燥後に1,000番で面出ししてるところです。
ドライバー人形はレストアついでにちょっとだけイジります。キット素組だと彼のムードが和やかなので、アゴを引いて戦闘体勢になってもらいます。頭の横にあるスペーサーを間に挟んで首の角度を変えます。
左がノーマル、右がスペーサーを挟んでやる気出してもらったところです。
このボディーは中古で入手した時からルーフのフォグステー右側がチギれてました。破損箇所の形を整え2mm厚のABS板を階段状に加工してガッチリと補修します。このボディーで走行させる事は無いと思うので、これで強度的には問題ないでしょう。
接着はABS用の「サンアロー」で。両面溶かしてからシッカリ挟んでしばらく放置。
やっぱり。チャンプ用のボールデフ、出ました。限定生産とはいえ「メーカー純正品」です。最初の生産分はあっと言う間に売り切れてGET出来ず。ぶらりと出掛けたアキバ「フタバ産業」に2度目?のロット分が大量に。で、とりあえず2セットを購入。さっそく組み立ててみます。ギアボックスの構造や寸法に制約が多いため、少々ムリな設計ですがもちろん機能は十分です。
せっかく苦労してギアデフ化したので、ボールデフは別の車体に組み込みます。本題のカスタムを再開しましょう♪ ついにギアボックスをブッタ切ってしまいました!ノーマルはモーターの取り付け位置が固定でギア比・バックラッシュの微調整が出来ません。そこでモーター周辺の「壁」を取り除いてモーター位置 を動かせる様にします。コレ、再販されるとわかっていれば・・・。材質が良くなってグッと強度が上がった新型を加工したのに・・・。
写真右がノーマル、左がカスタム。だいぶスッキリしました。ムキ出しになってしまうギア部分は、薄いアルミ板か ポリカ板を接着して塞ぎます。ところでこの二つのギアボックス。どちらも当時モノですが、元の形状が微妙に違います。サスマウント後ろの補強の有無、底面の位置決め用リブの有無、押し出しピンの突起の有無等々・・・。型のヤレ具合からみて右が初期型なんでしょうか?
で、再びシャーシと合体しますが、ここまでくるとあんまりオリジナルにこだわる意味が無い(笑)のでシャーシをカーボン化!してしまいます。ラジコン用カーボン板の特価販売と言えば御存知?大阪の「穴織(あなおり)カーボン」。ネット通販で購入。今回は2.4mm厚の120×347mmのツヤありを2枚購入。1枚2,730円、リーズナブルです。アッパーデッキ用はアキバ「洛西モデル」の正月セールで安売りしてた1.5mm厚、100×300mmから。
カーボン化したシャーシとギアボックスを合体します。その継ぎ目に出来たデッドスペースにステアリングサーボを置いてみます。この車、フロント(も)ヘビーなので重量バランスがいいかも。ただ重心は下げたいのでKOのセミロープロタイプの「PDS-2502ICS」サーボを購入。DF-03ダーパクみたいにココから長いリンケージロッドをクランクまで伸ばします。ところで、お気付きでしょうか?不満のあったフロントサスを作り直して「バージョン2」にしました。
フルトレ形式はそのままで、より信頼性の高いボールピボットのナックルを使う仕様にしました。そう、タムギア版のチャンプと同じ構成です。アルミの角棒を万力に挟み、別の小型万力で掴んで「エイヤッ」とひん曲げます。コレに穴開けとネジ切りをしてジェネティックのナックル を取り付けます。このアームをピボットシャフトにクランプして固定するのは前回同様です。レバー比と取り付け角がイマイチで、現状のドッグ用ショックではストロークが足りてません。やっぱりロングストロークのタミヤ最新ショックに交換しましょう。
さっそくショップへ。シリンダーのブラックコートがカッコイイから(笑)タミヤ「エアレーションオイルダンパーセット」を購入。こんな旧型の改造車には贅沢すぎます(笑)。説明書通りに組み立てて仮組みしてみますが、ショックユニットのサイズが変わったので延長ステーの形状が合いません。レバー比・ホイールトラベル量を適正化する改良型のカーボンステーを製作。再度組み立て、ひとまず完成。ちょっとクールな感じになったので気に入ってます♪

手元に転がってた、って理由だけでジェネティックのナックルを流用しました。コレ、ホイールの取り付け部は一般的な六角ハブなので2WD車用のフロントホイールが使えません。そこでタミヤの4WDフロント用の幅を詰めて使います。まず内側のリブ1段分を切り取りナロー化します。タイヤにインナースポンジを入れてコレにはめます。外側は通常通り、内側はタイヤのビードをリブに乗せながらゴムタイヤ用の瞬着で固定していきます。サスストロークはリバウンドも含めてまずまず。高級ショックのお陰で動きもスムーズです♪。これでようやくフロントサスペンションは完成です。
次にリアサス周りを作ります。まず下側、サスアームのピボット位置を外側に移動する為のステーを作ります。これはダンパーの長いストロークを少しでも有効に使いたいからです。カーボン板から切り出したパーツを標準の取り付け穴にビス止めします。このパーツの内側はサスアームの補強リブを挟み込んで固定します。装着後に動作確認したら、フルストローク時にショックとタイヤが干渉する事が判明。取り付け穴を増やして対応しました。
続いて上側のダンパーステーを取り付けます。ジャンク箱からTA04?05?のカーボンステーを引っ張り出してロールバーに当ててみます。ちょっと「やっつけ」っぽいですが、寸法も合いそうなのでビス止めしてしまいます。チャンプのリアサスはアーム内側の先端に一体成型されたストッパーがマウントに当たる事で伸び・縮みのどちらも動きが制限されてしまいます。なので、このストッパー部を切り取って作動範囲を広げリバウンドストロークを増やしておきます。
ついでにステアリング周りも自作します。ショップで使えそうなベルクランクを探してみますがピッタリの物が見つかりません。そこでまたまたジャンク箱からタミヤの「アルミレーシングクランク」を引っ張り出して、改造します。アルミ製のクランクにスッポリ被せてネジ止め出来る様にL型のパーツをカーボンから切り出し装着します。コレをシャーシに取り付けるとこんな感じです。ボールピボットナックルの弱点で、切れ角はやや少ないです。リンケージには若干バンプトーインの癖が出てますがオリジナル程ではないので、いいや?。

使用したチャンプオリジナルパーツは全て30年前の当時モノ!。

これで、車体製作はひとまず完了♪、 今風にカスタムした「バギーチャンプ」の完成です!使用したチャンプオリジナルパーツは全て30年前の当時モノ!。さあ、目標の「全開で走れるビンテージ」に仕上げていきましょう♪。とは言え、骨董品である事に変わりはないので楽しく遊べる程度に調整します。で。さっそく。ショックには付属の「ソフト」オイルを入れて組みましたがやや硬く感じたので、ヨコモの♯150に替えました。また、フロントサスピボットのベアリング外周に瞬着を流してアームのガタを減らしてます。
横から。ロードクリアランスも十分に確保出来ました。前後ともここから更にリバウンド側のホイールトラベルがありますが、リアサスはスイングアーム形式による強烈なポジキャンになってしまいます。そこで多すぎるリバウンドストロークを減らす為にリアダンパーシャフトのシリンダー内側にOリングを2本づつ入れてダンパー長を調整しました。これでリアの車高が下がる分、フロントはOリング1本をダンパー内に。まずまずの車輌姿勢になりました。それでは、メカ積みとボディーの搭載へ。
モーターは何年か前の静岡ホビーショーで買ったタミヤのイベント限定品を(ピンクって・・・)。ターン数とか正体不明ですが一生出番が無さそうなので今回めでたく登場。ギアボックス改造の甲斐あってバックラッシュ調整もバッチリ決まります♪ メカ搭載スペースが意外に厳しいので、ESCは手持ちで一番コンパクトなキーエンス「A-01」をチョイス。かなり古い型ですがこのモーターなら問題なく回せるでしょう。レシーバーはKO2.4GHzを。ボディーを載せる前に各部を簡単に調整、走らせて重量バランスをみてみます。
30年モノの骨董品?とは思えない軽快な動き(笑)。ステアリング切れ角はやや少ないですが、デフ装着によってコケずに小回りしているチャンプにちょっと感動。ステアリングリンケージはφ4mmのカーボンパイプ両端に3×20mmホロービスをエポキシで接着してボールエンドを固定してます。バッテリーは暫定で2200mAhのリポを搭載。Pタイルの上しか走ってないのでよく分かりませんが特に大きな問題は無さそうなのでボディーを搭載しましょう。
このポリカボディー。ワーゲンオフローダー風に改修してますが、実は古い京商製です。コレ、どうやらタミヤのを下敷きにしているらしく?サイズや形状がそっくりなのでこの企画には好都合です。ただしノーズやフロントフェンダーの形が違うので、ココは手直しします。制作当時、ワーオフが再販されるなんて夢にも思ってなかったのでアフターサービスで「ブリッツァービートル」用パーツを購入しました(だからオレンジ)。パーツの裏からエポキシパテで裏打ちして、京商製のボディー形状に合わせて整形します。ボディーへの固定はアルミステーを作って、ビスで。
仕上げはタミヤ純正の再販ステッカーで♪。2005年?の制作開始から何度も中断しながら2011年 春、ようやく完成!これで「カスタム編」は無事終了。記念に当時物のオリジナルとツーショット♪ ってか、こうなるともうバギーチャンプぢゃなくてただの「ワーゲンオフローダー」なので(笑)、これ以降の「泥あそび・走行編」はワーゲンオフローダーのページに移ります!?
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