タミヤF350クローラー

未分類

ここでいよいよボディーの制作にとりかかります。
いろいろ悩んだ末、昔から欲しかったコレに決定。
1981?年、あのバギーチャンプのバリエーションとして登場した「フォードレインジャー」です。
キット自体は現在では入手できませんが、そのボディーだけは写真の「ブラックフット」用として現在でも購入できます。
40年の時を超えてついにコイツを購入。

まず。
タミヤのアフターサービスから届いたボディーをいきなり切断してしまいます。
これは、最近よく見るピックアップトラックのキャビン部分だけを残して車体後部はパイプを組んだクローラーのスタイルを再現する為です。
あのタイプ、なんかワイルドな感じがカッコいいのでいつか作ってみようと思ってました。
切り離した荷台部分はさらに3分割してしまいます。

3分割した荷台の側面部分をさらに上下に分割します。
ここからブリスターフェンダーの膨らんだ部分だけを切り出して、左右対称に接着してしまいます。

このパーツの形状を整えてキャビンのエンジンフード部分に接着します。
さらにポリパテをこの継ぎ目に盛り付けて、フード面に馴染むように整形していきます。

このタミヤF350、3段変速ミッションの上にモーターを積み上げる状態で搭載します。
なのでこの動力部分の全高が高く、ボディーを低くセットする事ができません。
ワタシはクローラーの足がフルボトムした時、タイヤがギリギリボディーに当たらないのがカッコいいと思っています。
で、このギリギリまでボディーを下げた時に、モーターと干渉してしまうフード部分を切り取ってしまいます。

これでフードから飛び出てしまうモーターを隠す為に「パワーバルジ」風のパーツを追加した訳です。
このパーツをキャビンと一体で成型されたABS材で作る事で、
ABS樹脂専用接着剤で強力に接着できます。
これで多少の衝撃では継ぎ目にヒビが入らない強度が出せるでしょう。

荷台を切り取った事でバックウィンドーから下が無くなってしまったキャビン後部にも、同様に荷台部分から切り出したパーツを加工して接着します。
このボディー。
40年以上生産され続けている為に金型が傷み、さすがに表面がヘロヘロです。
このヒケや段差をパテで修正しながら下地を整えていきます。
ルーフに開いたサンルーフ用の開口もルーフパーツを接着してからパテ埋めしてしまいます。

下地の処理が大体終わったところです。
今回下地にはタミヤのファインサーフェイサーを選びました。
ABSにも使えるとのことですが。
サンディングしていないところや下回りのエッジ部分の食い付きが悪くてなんか心配、ポロっとはがれてしまいそうです。
でもこの下地をやり直す気力も無いのでこのまま先へ進みます。

大径タイヤに合わせて拡大し、形状を改修したフロントのホイールオープニング先端にラジエターグリルの高さを合わせたいんですが。
タミヤアフターサービスからグリルパーツが届きません。
なので、ボディー塗装待ちの時間を使ってもう一つ。
荷台に積むスペアタイヤが欲しいので、アマゾンで買ったタイヤとホイールをもう一組分複製します。
組み付けたタイヤとホイールに塩ビ板で囲いを立てて、シリコンゴムを流します。

硬化したこのゴム型にウレタン樹脂を流して複製します。
この時。
樹脂を少しだけ注いだらゴム型ごとゆっくりとグルグル回して、樹脂がなるべく薄く型にまとわり付くように硬化させます。
全体が同じ厚みになるようにこの作業を繰り返します。
注型が終わったら変形しないように、念のため一晩おいてから脱型します。

脱型後湯口を成型して整え、樹脂が薄すぎる部分にはポリパテを盛って補強しておきます。
ビードロック用ビスはM2の実物を使ってリアルにしようと思っているので、1.8mmの下穴を開けておきます。
この後全体を洗浄してから塗装します。
今回、タイヤのゴムに相当する部分には、評判の良いタミヤスプレーの「ラバーブラック」を使ってみました。
確かに。
ちょっと青みがかった独特な質感がイイ感じですがリアルゴムの4本と比べてしまうと結構色味が違うので失敗だったかも?

このスペアタイヤをなぜ肉薄に成型したかというと、スピーカーボックスにスッポリ被せてこれを隠してしまいたかったからです。
ただ、小型化したスピーカーボックスでもまだサイズが大きくてキレイに収まりません。
そこで四角いスピーカーボックスの四隅をカットしてさらに小型化してしまいます。
もちろん、カットした四隅はしっかり塞いで音漏れを防いでおきます。

コメント