今度はミニ四駆!

RC CAR


平成も残り2ヵ月を切ったころ、突然始めたミニ四駆作り。
ワタシの勤め先には、家族イベント用に購入したミニ四駆コースがあります。
それが最近常設されるようになってみんなで遊んでいるっていうから。
せっかくなのでワタシも始めてみようかな、と。
で。
さっそく秋葉で買い集めたのがコレ。
使えそうなものを色々と買い集めましたが、肝心のミニ四駆本体がありません。


ワタシは公式レースに出るつもりはないので、タミヤのレギュレーションには拘らずに何か面白いものを作ってみたいとずっと思っていました。
そこで製品の改造ではなくゼロからシャーシを自作してみます。
そう、今回製作するミニ四駆は「ベルトドライブ」!です。
ラジコンがそのまま小さくなったみたいなミニ四駆ができたら面白そうだなって♪
コレはネットで探しまくって見つけた、幅・ピッチが2mmのタイミングベルトと専用プーリーです。
歯数やベルト長を計算してホイールベースに合うモノを揃えます。


このプーリー、どうやらプリンター用らしいです。
一つにつき2個づつ圧入されているベアリングは今回必要ないので抜いてしまいます。
さらに別ピースになっている片側のフランジも外してしまいます。


ベアリングを抜いた部分の内径は8mm、これがタミヤ純正アルミホイールの裏側にピッタリとハマります!
さらに「POWERS」の3mmシャフトストッパーの外径が同じく8mmなので、コレを内側に入れて両側からナットで締め込みます。
これでホイールとプーリーがガッチリとシャフトに固定できます。
まだ車体各部の寸法が決まっていないのでアクスルシャフトは暫定で全ネジシャフトを使っています。


ホイールの固定方法が決まったので全幅から逆算してシャーシの寸法と全体のレイアウトを決めていきます。
今回のバッテリーは単4型のニッケル水素を4本。
その電圧で使える京商ミニッツのエクスピードモーターを組み合わせてみます。
フロントの車軸前には、ジャンプ時にノーズを抑え込むファンを積んでみようと思います。


全体のレイアウトが決まったのでカーボンプレートからシャーシを切り出していきます。
真ん中のメインシャーシは板厚1mm、それ以外は0.8mmの板で作ります。
下の同じ形の2枚、コレを見てピンときた人はラジコンマニア♪
これはアッパーデッキとフリクションダンパープレートを兼ねたパーツです。
詳細は後ほど。


次にアクスルマウントパーツを作ります。
ココは3mmのアクスルを支え、クラッシュの衝撃にも耐える強度が必要なのでアルミ材から切り出します。
車軸用の630ベアリングを入れる穴を開けてから上下に固定用の2mmタップを立てておきます。
すべて手作業なので精度はビミョーですが。


これをシャーシに取り付けるとこうなります。
今回ホイールベース、ホイール全幅はともに80mm。
車高はシャーシ下面とタイヤ無しのホイールのトレッド面が同一になるようにデザインしてみました。
つまり、タイヤの厚みがシャーシ地上高になります。
さらにこのマウントパーツを上下逆に組むと車高を約2mm下げられるようになっています。


これはバッテリートレイです。
アルミのチャンネル材から切り出して加工した、可動式のヒンジパーツにビス止めしてあります。
ベアリングに通したビスを支点にしてバッテリーが上下に動くようにしました。
これで一番重いパーツのバッテリー自体をマスダンパーとして機能させます。


ここまでに制作したパーツを全て組み立てて様子を見てみます。
もともとドライブベルトはセンターに通したかったんですが構造やサイズに無理があったので諦めました。
なのでイメージは最新のツーリングのラジコンというよりは80年代の四駆トゥエルブみたいです。
ヒロボーの「阿修羅」とか?


モーターの取り付け方法は色々悩んだ末にマウントパーツを自作することにしました。
モーターカンのブッシュ部分とエンドベルのD型モールドを挟み込む形状のマウントを1mm厚のアルミ板から切り出します。
あとは下に伸ばしたベロの部分に、バックラッシュ調整用の長穴を開けてシャーシにビス止めします。


バッテリーマウントとリアのアッパーデッキの間にオイルダンパーを装着しました。
ジャンプ以外でバッテリーが暴れないように、またジャンプ後の収束を早めるのが目的です。
ただ、これは機能というよりは「映え」を意識して取り付けました。
ラジコンみたいでしょ?


前後のアッパーデッキは車体の中心で重なるようになっています。
ここにシャーシから立てたポストを通し上下をダンパーワッシャーで挟みます。
これで車体のネジれの動きを制御します。
ここに塗るダンパーグリスの粘度やビスの締め込みでダンパー効果の効きを調整できます。

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