1/35キングタイガー ラジコン化 キャタピラ!

MINIATURE


履帯(キャタピラ)組み立ての前にいくつかの下準備をしておきます。
まず「連結可動」には欠かせない連結ピンを作ります。
マスタークラブの履帯セットにもこのリンクピン用の針金が小さく巻かれて同梱されているんですが。
材質が硬くて巻きグセがとれないので、線径が同じ0.5mmの真鍮線を別に用意しました。
切り出した真鍮線をピッタリ長さ23mmの樹脂パイプに詰めて、両端をヤスリでキレイに仕上げます。
次にこの片側の先端を1.5mmほどペンチで潰して抜け対策の加工をしておきます。
コレを、予備を含めて200本!作ります。


ポルシェ砲塔搭載型のキングタイガーは生産初期の50輌のみだそうなので、履帯ももちろん初期型を選びます。
ただこの初期型履帯。
2種類で一組になる小さい方が4ピースになっていてめっちゃ細かいっス!
仮組みしてみると、繊細すぎてバリが少しでもあると動きが渋くなります。
やれやれ。
組み立てる前にすべてのパーツのバリを取り除きます。
極小のリンクパーツは1コマに3個、1輌分で270個!
このすべてにサンドペーパーをかけます。


ただ元々パーツの精度はイイので、下準備の後の組み立て自体はサクサクと進みます。
さらに連結ピン先端を加工しておいたおかげで、組み立て中に瞬着固定の必要がありません。
1輌分180コマが約4時間で完成しました。
ちなみに完成後に余った履帯パーツは約20組分、成形不良で使えなかったパーツはたったの3個!
マスタークラブ、すげぇ。
金属履帯の組み立てがクセになりそうです。


ラジコンとして動かすにはまだ足りない部分がありますが、車体を仮組みして完成した金属履帯を履かせてみます。
この状態で車輛重量は約460g.
地面に置いただけでサスペンションが少し沈みます。
車高もイメージ通りになりました。
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